巨人軍奮闘記-「希望はないが、金ならある」-

プロ野球、とりわけ読売ジャイアンツについて語ってます。

今年もよろしくお願いいたします。

 昨年末は、多忙な為に年を締める記事が作成できずに年を越してしまいました。

今年は去年よりもペースを上げてたくさんの方に見てもらい、共感、反感してもらえるような巨人やプロ野球の話題を記事にしていこうと思っています。何卒よろしくお願いいたします。

 

 

 さて、日本のストーブリーグに落ち着きが見えてきた1月初旬。MLBのFA市場はこれからですが日本のFA市場は一足先に終了しました。年の瀬恒例となった「プロ野球戦力外通告を受けた男たち」もしっかりと視聴して元巨人の実松捕手と育成の高橋選手の次なるステージでの活躍を楽しみにしているわけですが、まだ次のステージが決まっていない選手がいますよね。

そう、村田修一(37)選手です。松坂世代の一人として活躍を続けていたベテランは昨季終了時に戦力外通告を味わった。「戦力外」といえば聞こえは悪いがニュアンス的には「自由契約」の意味合いの方が強かった。戦力外といえば、その球団にとって戦力として見ていないことをさす事が多いが、自由契約となると年俸面での折り合いや、チーム事情から渋々来季の契約は出来ません、などの理由をつけることが出来る。村田自身の年俸も年齢の割に高額だったことを含めFA移籍でチームを去るよりも本人のためになると巨人側が「思いやり」を見せた格好だった。

そもそも村田を自由契約にした理由は何だろうか。正直言ってまだまだバリバリの第一線で活躍できる打棒はあるし、守備範囲こそ若手の守備の上手い選手には引けを取るが、正確なスローイングや正面付近の打球には滅法強い。そんな選手が切られたのは間違いなくチーム事情だろう。

2017シーズン、巨人は11年ぶりのBクラスに終わった。球界の盟主だ何だと格好つけていたかつての常勝軍団は広島やパリーグソフトバンクホークスと大きな力の差が出来てしまった。勿論例を挙げればきりがないが特に差が出ているのが「若手野手」だろう。20代野手すら希薄な選手層の巨人の最大の課題はそこにあるわけで、勝利と育成の両立ができない今、岡本和真を本格的に育成しなくてはと言う巨人の強い意志が感じられた。つまり村田はチームの新陳代謝の犠牲になったのである。年齢、現在の選手としての能力を見るだけならば阿部慎之助よりは打ちそうだし守れる感は否めない。けれど流石に次期監督候補の選手に戦力外通告なんてできる訳もなく、今回村田選手は犠牲になったのだ。昨季、シーズン序盤に出番の少なかった村田本人はもしかしたらと思っていたかもしれない。マギーを獲らなければ村田の戦力外通告はなかったかもしれない。しかし、それはタラレバの話。現実の村田は確実に野球人生の岐路に立っている。松坂世代2000本安打への最後の希望。本人はもちろん、彼に夢を託している同世代のためにも何とかNPBに所属し、現役を続行してもらいたいものである。

 

それと岡本、事故起こしている場合じゃないだろ・・・。