巨人軍奮闘記-「希望はないが、金ならある」-

プロ野球、とりわけ読売ジャイアンツについて語ってます。

2017オフシーズン 巨人は FA選手を獲得すべきか

 

ついに本格的に熱くなってきたプロ野球ストーブリーグ

FA選手や戦力外通告を受けた選手たちの来季に向けての動向が注目を浴びてくる季節!!

巨人にFA選手は必要なのか、若手はどうするのかなど色々問題はありますがまぁ見て言ってくださいな。

 

  

 FAとは

 NPBより公式サイトより引用↓↓

    • セ、パ各リーグの選手権試合期間中に145日以上出場選手登録されたシーズンを1シーズンとして計算し、
      • 合計8シーズンに達したときに「国内FA」となる資格を取得する。
        (ただし、2007年以降のドラフトで入団した大学生・社会人選手は、7シーズンで資格を取得する。)
      • 合計9シーズンに達したときに「海外FA」となる資格を取得する。
    • 出場選手登録日数が145日に満たないシーズンがある場合は、それらのシーズンの出場選手登録日数をすべて合算し、145日に達したものを1シーズンとして計算する。
    • 一度FAの権利を行使し、その後球団と契約した選手は、出場選手登録が4シーズンに達したときに「海外FA」となる資格を取得する。

 

npb.jphttp://npb.jp/announcement/2017/fa_about.html

 

 つまり、各球団のエースや主力だけが獲得できる権利ではなく、FAとは1軍帯同期間の長い選手が獲得できる権利なのである。出場試合数や安打数、登板数や勝利数などの普段目にする成績が資格に直結しないため、エースやレギュラー選手はもちろんのこと、スーパーサブやリリーフ、第2捕手や走塁のスペシャリストなどの選手もシーズン通して1軍に帯同している期間が多ければ獲得できるのである。そのため、ベテラン選手のように何年もプロの第一線で活躍し続けてた選手を含め85人も有資格者は存在する。しかしFA宣言をする選手は近年は減少傾向にある。実績のある若手中堅選手はポスティングによる海外挑戦を志しFAを待たずにMLBなどでプレーすることが多くなったのが1要因だ。また、今年FA宣言をした選手は7人と述べたが日本の球団が積極的に交渉すると見込まれる選手数は5人と言った方が正しい。それはなぜか。以下は今年度FA宣言した選手の主な表である。

 

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 平野・涌井両投手はMLBへの移籍を希望しており現在在籍している球団以外は交渉しないと見込まれる。つまり2投手を除いた5人に絞られるのだ。

 

 

2017年、巨人はFA選手を獲得するべきか否か

 以前ブログでFA選手の乱獲はやめるべきと書いた。本来であれば生え抜き若手の台頭がチームの底上げにつながると筆者は思う。しかしながら現実問題読売ジャイアンツは「常勝球団」という厄介な肩書きがある。日本のプロ野球の歴史を見れば一目瞭然、巨人の優勝回数、日本一回数はトップだ。このクソ重い肩書きを背負いながら大金、待遇にものを言わせて選手を「強奪」とアンチ巨人に言われながらも戦力を補充し優勝争いを毎年のように展開してきた。2017シーズン、巨人は11年ぶりのBクラスを味わった。もういっそのこと育成に完全シフト転換し数年はBクラスを我慢して数年後の巨人に期待をしよう。そう思うファンは多いがそんなに現実は甘くない。巨人軍は現実に存在する会社だ。どこの球団もボランティアで野球をやっているわけではないし「プロ野球球団である以上、常に最高の成績を」と目標高く必死に野球をしてくれている。企業努力を怠れば社員はクビだ。選手も巨人のスタッフも毎日のために生きているわけであって成績こそが全ての世界だ。25年間も優勝出来なかった球団を賞賛する人も多いが誤解を恐れずに書けば球団よりもファンが偉いと思うよ。だってずっと期待してるのに25年も裏切り続けているわけでしょ。勿論優勝が全てではない。毎試合毎試合が野球はドラマだし贔屓の選手が活躍してくれているだけで幸せにもなる。だがそんなことでは会社はやっていけない。特に常に勝ちを求めている人数がまだ多いこの期間は毎年Bクラスでも数年後、、とは言っていられないと球団フロントは考えるだろう。特に歴史がそう言わせている。

 コスパ重視の現代において、ルイヴィトンがコスパを追求しないのと同じでブランドには妙な意地が存在してしまう。そしてその妙な意地を好む人も存在するが、COACHのように中途半端な価格帯のブランドが中途半端にハイブランドぶると損をする例もある。どうやら高けりゃ良いってものでもないらしい。しかし、GUなどのファストファッション界はまだまだ盛り上がっている。おそらく球団も中途半端に育成に変えたり大補強になったりすると低迷するだろう。巨人はヴィトンのようになるのか、COACHの様に低迷するのか、それとも大胆に球団色を変えるのか。否定するアンチもいるとは思うが巨人にはまだ金もブランド力も残されていると私は思う。それを生かしつつ若手の底上げと補強選手の融合を目指し強い巨人(2012-2014の巨人の様な)を目指して運営に取り組んでもらいたいと勝手に願う。

 

 前置きが長くなってしまったが今回のFAで獲得した方が良いと思う選手は増井浩俊投手だ。彼の年齢は33歳。お世辞にも若い選手とは言えないが獲得した方がいいと思う理由は3つある。

 1つは先発3本柱の解散だ。今季27個の貯金を製造した巨人が誇る先発3本柱。その内の一人であるマイコラス投手の去就が不明なことだ。マイコラスの年齢は来年で30歳とMLBに復帰するならば最後のチャンスだろう。MLBに勝てるだけの財源は恐らく巨人にはないだろう。ならば増井投手をマイコラスの穴埋めにしてはどうかと考えた。

 2つ目はマイコラス投手の話題とかぶるが巨人のセットアッパー・マシソン投手も去就が不明な点である。増井投手と同じ1984年生まれのマシソンがMLBに仮に復帰したいとなるとそれこそもう後がない年齢である。日本で選手生活を終えるのか、MLBでもう一花咲かせるのか。今後の動きに目が離せない。

 3つ目は先発、抑えが務まる器用さにある。上で挙げた様にマイコラス投手の代わりにもなれば、マシソン投手の代わりにもなれる可能性が増井投手にはある。2012年、最優秀中継ぎ投手のタイトルを手にしており、昨シーズンはシーズン途中から先発に転向して2桁勝利数を挙げるなどどの役割でも結果が残せる器用さがチームにとって有益ではないだろうか。また、今シーズンや先発に転向する前はクローザーを務めており抑えも任せることが可能だ。仮にマイコラス・マシソン両投手の残留交渉に成功したとしても(多分ない)先発として4本柱が形成or7回を任せられる投手がいなかったリリーフとして十分な働きが見込める。若手の台頭で畠やドラ1ルーキー鍬原など若手が先発、中継ぎ陣に加わったとしても安定感の欠くカミネロの代わりに抑えも任せることが出来るし、以前のセーブ王マッスル澤村拓一らの良い競争相手になることは間違いない。

 しかし、1つ懸念があるとすれば暴・闘・酒三拍子揃った山口俊の様にならないかということだ。先発も抑えもできる速球派投手...トラウマになりかけている巨人ファンは多い。そこで気になるのがスペ体質なのかどうか(怪我しがちなのかどうか)ということだ。先に酒癖が悪いという情報はない(どすこいの時、後から酒癖×から不安だが)し、怪我持ち選手ではないため最低限、二の舞ということはなさそうだ。

 

 

 

 今回はこれでおしまい。今度はもっと詳しくFAについて書こうかな〜。

コメント待ってます、それでは、、、